名刺とは「自己紹介の一環として交換されたり、職業上の儀礼のために手渡されるものである。一般的に氏名を最も強調し、所属(いわゆる肩書き)・連絡先(電話番号・所在地など)を記載する。中には顔写真や、ウェブサイトのURL・メールアドレスを記載しているものもある。保存性・耐久性の点から厚い紙が用いられ、携帯の利便性から人の手よりも小さいサイズの紙製のものがよく使用される。」(wiki引用)

と説明するまでもなく一般的に流通していると思うが、その名刺は7割は捨てられてはいないがうち半数は困って処理できないというのが事実だ。(名刺総研WEBアンケート調べ)

困る=捨てられず困るということ。困らない名刺は活用していたり繋がりがあるからだろう。

ではどんな名刺が捨てられやすいか、また困らせやすいのか。

 

名刺入れに入らないサイズや厚さの名刺

名刺自体は通常は91×55mmのサイズのもので、欧米サイズという通常よりも細いものがある。しかしそれら以外のサイズで二つ折りや三つ折りと思考を凝らした名刺も出回っている。

しかしそれらの名刺は情報量が多すぎて名刺なのか広告なのかわからないものまで存在している。

人は3秒間である程度の視覚からの情報を理解するのだが情報量が多いとそれだけで「名刺?」「広告?」と迷ってしまい結果「困る名刺」となってしまうのだ。

 

何をしているかわからない職業の名刺

フリーランスでオリジナルの肩書を付けていたり業務内容がおおまか過ぎたり多すぎてわからない名刺も多くある。

そういった自己満足な名刺は一番嫌われるのだ。一番肝心なのは相手に自分が「何者で」「どこにいて」「何ができるのか」が伝わること。あとは「経歴や得意分野」といった相手にアピールする内容を補足するだけで嫌われにくくなり、結果「レスポンスのある名刺」に繋がるのだ。

 

見えない名刺

オシャレにするためにデザインにこだわりすぎて字が非常に読みづらくなってしまったり、目が疲れてしまう配色の名刺も嫌われがちだ。

目立てばいいからといって赤、青、黄、黒をふんだんに使ってしまうと逆に目立たなくなりすべてが埋もれてしまう。

また名刺自体の紙にもさまざまな用紙があるのだが特殊名刺で透明なものやラメを活用するときも要注意だ。意味もなく「珍しいから目立つ」といった間違った理由が多くデメリットを考えないのもかえって相手を困らせてしまう。

あなたに見えている色が全員が見えているわけではない。ということを理解したうえで、業態やクライアントの目的にあった名刺作りをすることをお勧めする。

 

よくあるクライアントからの声だが、「無地の紙に黒で文字を入れただけなのになぜ高いんだ?」と言われたことがある。

そう思われる方々によく読んでもらいたい。

デザイナーはスピード名刺のような量産型の機械ではない。ということを。

初めからテンプレートで形を選びタッチパネルで文字を入れるような単純作業であれば名刺を必要としている方のほとんどがこなせるだろう。用紙もプリンタにセットされていて用紙は薄く多少のズレもいたしかたない。

しかしあなたがデザイナーにお願いしたのならデザイナーに責任が生じるのだ。全体の見やすさ、文字のズレ、印刷の色指定、用紙の選定などすべてトータルしたバランスをマネジメントしている上に、その時間的な労力や(過去のブログでも書いたが)そのデザイナーの積み重ねてきたセンスの年数によって一番クライアントに合うものを提供している責任があるのだ。

機械はあなたの感情や業態、好きな色のことなど考えない。その上でお任せし、提案された案に対して異論を投げかけてほしい。

 

結論は、(名刺を渡す)お客様の事を第一に考えた名刺を持ちましょう。